JAZZ ART SENGAWA 2025

2025 出演者一覧

2025/9/11(木)出演

John Zorn’s COBRA「戦術は反響する──Tactical Feedback」

出演:John Zorn’s COBRA JAZZ ART SENGAWA 作戦 エレクトロニクス部隊

ヨシガキルイ / Loui Yoshigaki (Guitar)

ギタリスト/作曲家/編曲家
音楽家の両親の影響で幼少期より音楽に囲まれて育つ。中学時代、音楽の授業をきっかけに楽器演奏に興味を持ち始め、ギターを手にする。
10代の頃、大友良英ニュージャズオーケストラのヨーロッパツアーにスタッフとして同行した事にも影響され、高校卒業後バンドやソロで演奏活動を開始。様々なジャンルからの影響を取り入れたスタイルで作曲や編曲、楽曲演奏や即興演奏を行う。
共演するミュージシャンはロック、ジャズ、クラシック、前衛音楽、etc、ジャンルは様々。舞踏やコンテンポラリーダンスなどの身体パフォーマーや、映像、絵画、立体美術などのアーティストとのライヴコラボレーションや、映像作品、舞台作品などへの作曲、楽曲提供も行う。
関西を拠点に日本各地での演奏活動やツアーを行い、2019年には約1ヶ月のヨーロッパツアーを決行。ドイツ、フランス、スイスの3カ国16箇所での演奏を行う。2024年にはドイツで50年以続く国際音楽祭「メールスフェスティバル」に出演。
自身の音楽レーベル、『Hyoutan Records』を主宰。

山本達久 / Tatsuhisa Yamamoto(Drums)

ドラマー。
独創的なソロや即興演奏を軸に、Jim O’Rourke/石橋英子との様々な活動をはじめ、UA、岡田拓郎、七尾旅人、藤原さくら、など歌手の録音、ライブサポートも多数。ex.芸害。
2011年にはロンドンのバービカンセンターにソロパフォーマンスとして招聘されるなど、海外公演、録音物も多数。
豪州Black Truffle Recordsよりリリースされたソロアルバム “ashioto” は、英国MOJO Magazin誌において2020年のBest underground record部門で1位を獲得するなど好評を博す。
活動は多岐に渡る…。
https://www.tatsuhisayamamoto.com
https://tatsuhisayamamoto.bandcamp.com

秋山 Bob 大知(computer, Synthesizer)

長野県出身.エンジニアとして音や映像のテクニカル業務や,映像機器メーカーでのソフトウエア開発を行う傍ら,エレクトロニカユニット macaroom にてエレクトロニクス,ライブの映像演出を行う.また,コンピュータとモジュラー・シンセサイザを使った演奏も積極的に行っている.東京藝術大学・東京音楽大学非常勤講師.

神田佳子 / かんだよしこ(打楽器奏者)

横浜生まれ。東京藝術大学卒業および大学院修了。ドイツ・ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会で奨学生賞を受賞。ソリストとしてオーケストラと共演するほか、国内外の音楽祭に参加し、多くの作曲家と共同作業を重ね、初演も多数。古楽器、即興、ジャズ、相撲太鼓など、時代やジャンルの枠を超えた打楽器表現を探求し、身体感覚に根ざした独自のアプローチを展開している。TV番組やCM音楽のレコーディングにも参加し、「題名のない音楽会」などに出演。作曲活動も継続的に行い、作品は国内外で演奏・出版されている。Ensemble Contemporary α、東京現音計画のメンバー。

直江実樹(Radio)

ラジオで受信する電波やノイズをリアルタイムでのチューニングで演奏。2000年よりライブ活動を開始し、ソロのほか、様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションやユニットを展開。
2021年にソロアルバム「solos」をリリース。2025年は小田井清充、Kawol SamarQandiとのライブアルバム、Yordan Kostovとのライブアルバム、マツダカズヒコ、近坂啓吾とのトリオ「NÖM」とのスタジオセッションアルバムとリリースが続いている。

本藤美咲(Baritone saxophone)

1992年生まれ。音楽家。
即興演奏と作編曲の二極を基盤とし、多様な芸術家と共演・共同制作を行い日々触手を伸ばす。
主宰バンドgalajapolymo他、OTOMO YOSHIHIDE Small Stone Ensemble、渋さ知らズオーケストラ、東郷清丸匚、トクマルシューゴフルバンド編成など参加プロジェクト多数。2025年よりパフォーミングアーツコレクティブ、バストリオのメンバーに加入。

有馬純寿 / Sumihisa Arima(Electronics)

1965年生まれ。エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、現代音楽、即興演奏などジャンルを横断する活動を展開。これまでに数多くの演奏会で電子音響の演奏や音響技術を手がけ高い評価を得ている。2012年に国内外の現代音楽シーンで活躍する演奏家たちと現代音楽アンサンブル「東京現音計画」を結成、これまでに20回を超える演奏会を行ってきた。第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門受賞のほか、秋吉台国際芸術村「ペルセポリス」ソリスト、東京現音計画、東京シンフォニエッタのメンバーとして、サントリー芸術財団佐治敬三賞をこれまで複数回受賞している。国内外の実験的音楽家や即興演奏家とのセッションや、美術家とのコラボレーションも多い。現在、東京音楽大学准教授。  

山川冬樹(Khoomei, etc)

現代美術家/ホーメイ歌手。
視覚、聴覚、皮膚感覚に訴えかける表現で、音楽/現代美術/舞台芸術の境界を超えて活動。自らの声や心臓の鼓動、頭蓋骨の振動など、生命活動や身体のアクションに伴って生じる響きをテクノロジーで抽出、音や光に変換し、空間へと拡張するパフォーマンスで、これまでに16カ国で公演を行う。また南シベリアに伝わる「ホーメイ」を得意とし、2003年ロシア連邦トゥバ共和国で開催された「ユネスコ主催 第4回国際ホーメイ・シンポジウム」では「アヴァンギャルド賞」を受賞。ハンセン病療養所では長期にわたってアート・プロジェクトに従事しており、「瀬戸内国際芸術祭2025」を通じて国立療養所大島青松園にて新作を発表予定。2023年より秋田公立美術大学准教授。

井谷享志 (Synth-drum)

既存の領域にとらわれない独自の感覚と幅広い表現力で、国内外の様々なライブ、レコーディングに参加。
舞踏家や映像作家、画家、空間芸術など、ミュージシャン以外のアーティストとのパフォーマンスや制作も積極的に行っている。楽器、非楽器、何でも叩く。近時の主な活動は、藤井郷子(ピアニスト、作曲家)と田村夏樹(トランペッター、作曲家)とのプロジェクトでは、ヨーロッパツアー、北米ツアー、南米ツアー、カナダツアーなどを。国内外の音楽フェスも多数出演。
宇多田ヒカル「Hymne a l’amour ~愛のアンセム~」(菊池成孔プロデュース)のレコーディングに参加。
ジャズドラマー大坂昌彦プロデュース「Novie / Confetto」のレコーディングに参加。
サリー久保田氏のプロジェクトに参加。2023年には平山みき氏とコンサートやレコーディングを。
ほか、阿佐ヶ谷姉妹、巻上公一、遠藤ミチロウ、伊藤賢治など、ポップスからノイズまで様々なアーティストのレコーディングや公演に参加。自身のソロでは、音源「なんか夢みたい」を発表。ソロパフォーマンスでフランス、リールに招致されるなど、積極的に活動している。

坂本弘道(cello, etc)

1962年生まれ。即興、アートシーンにおける日本の前衛的なチェロ奏者。鉛筆、電動工具など様々なオブジェクト用いる世界でも類をみないオリジナル奏法でも知られるパフォーマー。ソロ公演、多種多彩なセッションを国内外で展開、2024年はNY、台北、北京、釜山で公演を行う。また作編曲家として多くの舞台や映像の音楽制作を手掛ける。シスカンパニー『風博士』『奇蹟』『シラの恋文』『夫婦パラダイス』、KERA MAP『修道女たち』、パルコプロデュース『桜文』等々。所属バンド「パスカルズ」でもドラマ『凪のお暇』映画『さかなのこ』等の劇伴の作編曲を担当。

坂口光央 / Mitsuhisa Sakaguchi (Synthesizer)

keyboardsynth奏者/作曲家/サウンドアーティスト。
複数のシンセサイザーや物音、ピアノ、発信機等を同時に駆使し、即興演奏や実験音楽の場において独自の世界を作り出す。no school musician。ソロ演奏を中心に演奏や作品制作をするほか、自身のリーダーユニットの坂口光央trio、standalone404を主宰し、これまで数えきれないさまざまなユニットやセッションに参加、サポートも行っている。

巻上公一 / まきがみこういち(プロンプター)

音楽家、詩人、プロデューサー。
1978年結成のロックバンド「ヒカシュー」のリーダーとして活動を継続しながら、作詞作曲、声の音響やテルミン、口琴を用いたソロワークやコラボレーションを精力的に行っている。トゥバ共和国の喉歌ホーメイの日本の第一人者として知られ、南シベリア地方との文化交流や招聘、CD制作を手掛ける他、「JAZZ ART せんがわ」「熱海未来音楽祭」などのフェスティバルをプロデュースするなど、活動は多岐にわたる。音楽アルバムはソロ、ヒカシューを含め多数発表しており、最新アルバムはヒカシュー『雲をあやつる』(2023年)。2020年には詩集『至高の妄想』で第1回大岡信賞を受賞。2024年にはニューヨークのFoundation for Contemporary Artsよりアーティスト賞を受賞している。活動詳細は www.makigami.com 

2025/9/12(金)出演

「ザムザは何本足で歩行する ── Samsa Walks (But How?)」

出演:カフカ鼾[石橋英子(Piano,Flute)、ジム・オルーク(Synthesizer, Guitar)、
山本達久(Drums)]+巻上公一(Voice, Theremin)

カフカ鼾

ジム・オルーク(Synthesizer, Guitar) 、石橋英子( Piano,Flute,Electronics)、山本達久 (Drums)のトリオ。

巻上公一 / まきがみこういち

音楽家、詩人、プロデューサー。
1978年結成のロックバンド「ヒカシュー」のリーダーとして活動を継続しながら、作詞作曲、声の音響やテルミン、口琴を用いたソロワークやコラボレーションを精力的に行っている。トゥバ共和国の喉歌ホーメイの日本の第一人者として知られ、南シベリア地方との文化交流や招聘、CD制作を手掛ける他、「JAZZ ART せんがわ」「熱海未来音楽祭」などのフェスティバルをプロデュースするなど、活動は多岐にわたる。音楽アルバムはソロ、ヒカシューを含め多数発表しており、最新アルバムはヒカシュー『雲をあやつる』(2023年)。2020年には詩集『至高の妄想』で第1回大岡信賞を受賞。2024年にはニューヨークのFoundation for Contemporary Artsよりアーティスト賞を受賞している。活動詳細は www.makigami.com 

「海峡に龍脈の兆し──Signs of a Dragon Vein in the Strait 」

出演:太平楽[四家卯大(Cello)、田中邦和(Sax,笛,他)、佐藤直子(Perc)]+ウンシル・ノ(パンソリ/韓国)+スーホ・ムーン(人形/韓国)

太平楽トリオ / 四家卯大(Vc)、田中邦和(Sax、笛、他)、佐藤直子(Perc)

これぞ知性と野生の融合。
ジャズでもクラシックでもなく、完全即興による臨場感あふれるスリリングでユニークな即興演奏が堪能できるトリオ。CD「太平楽」を2018年にリリース。2025年5月には、韓国の伝統音楽パンソリの歌手、ウンシル・ノをゲストに迎えた「太平楽 featuring EUNSIL NOHー海神別荘」をリリース。

ウンシル・ノ 

Eunsil Nohボーカリスト | パンソリ・パフォーマー | 即興音楽家
https://www.eunsilnoh.com
https://youtube.com/@eunsilnoh_
韓国の伝統音楽歌唱パンソリの歌手であり、ヴォイス・パフォーマー、人形パフォーマーでもある。
小さなハルモニウムを演奏しながら、美しくシャーマニックなスタイルで声を奏でる「Ambient Pan-Sori アンビエント・パンソリ」の提唱者。
韓国の伝統音楽と現代音楽を融合させた美しいステージは見るものを魅了する。

スーホ・ムーン Suho Moon

オブジェ・アーティスト | パペット・メイカー | パペット・パフォーマー 
https://www.moonsuho.com
動画作品代表作「Inuit イヌイット」「Karma カルマ」
https://youtube.com/@puppetmoon5206
韓国の大学で舞台美術を専攻し、舞台美術演出家として活動後、チェコ国立芸術大学で人形劇と造形を学び帰国。
韓国の伝統文化とチェコの人形劇を結び付けた繊細で美しい人形が特徴。普遍性があり、かつ哲学的なスタイルを作風としている。数十人がかりで操演する巨大な人形から、手のひらに乗る小さなパペットまで、その表情はユニークさとシニカルさを併せ持つ。
単なる人形作家にとどまらず、チェコと韓国の伝統文化をつなぐ文化メッセンジャーの役割を果たしている。
代表作は、ウンシル・ノが操演する人形劇 「水宮歌~Sugung-ga: The Other Side of the World」 (演出・デザイン)。

「身体とプログラミング β── physical and programming β」

SF deck / [坂口光央 (Synthesizer), 野本直輝 (Computer), okachiho (Computer)] 

坂口光央 / Mitsuhisa Sakaguchi
keyboardsynth奏者/作曲家/サウンドアーティスト。複数のシンセサイザーや物音、ピアノ、発信機等を同時に駆使し、即興演奏や実験音楽の場において独自の世界を作り出す。no school musician。ソロ演奏を中心に演奏や作品制作をするほか、自身のリーダーユニットの坂口光央trio、standalone404を主宰し、これまで数えきれないさまざまなユニットやセッションに参加、サポートも行っている。

野本直輝 / Naoki Nomoto
Computer / Electronics
東京をベースに活動している電子音楽家ならびにプログラマ。コンピュータやモジュラーシンセサイザーによる演奏や制作を行う。坂田律子との fuelphonic や Wracked And Ruined との Non Musica Elettronica Gruppo などのユニットでも活動。近作は “Synthesis performed by anonymous performers at Ideala” (SUPERPANG / 2021)、Live at Ftarri (with Yoshiki Ichihara / Ftarri / 2022)、”Non Musica Elettronica Gruppo” (N.G. / Self Release / 2023)。

岡千穂 / okachiho (Laptop)
東京を拠点に活動するエレクトロニック・ミュージシャン。ラップトップを用い、即興的なオペレーションや予め書かれたスコア(コンピュータープログラムや条件)、音を出す仕組みにフォーカスしながら演奏を行っている。音楽の練習や演奏のために得たメディア技術やそれによるアイディアから、パフォーマンスや映像の領域にまたがる作品制作も行っている。
https://okachiho.net

2025/9/13(土)出演

特別上映 『トワイライツ』&ライヴパフォーマンス『わたしのともだち』

出演:石丸だいこ(Dance)、かんばらけんた(車椅子ダンサー)、仙石彬人(TIME PAINTING, Visuals)、坂本弘道(Sound)

石丸だいこ(ダンス)

精霊を憑依させたかのような踊りから滲み出る悲喜こもごも。名古屋アングラ界の伝説的存在。84年から10年ほど“少年王者舘“で活動。以降、振付けとダンサーと役者とその間のようなことを行う。近年の活動の中心は様々なアーティストとのライブやイベントでの即興。

坂本弘道(cello, etc)

1962年生まれ。即興、アートシーンにおける日本の前衛的なチェロ奏者。鉛筆、電動工具など様々なオブジェクト用いる世界でも類をみないオリジナル奏法でも知られるパフォーマー。ソロ公演、多種多彩なセッションを国内外で展開、2024年はNY、台北、北京、釜山で公演を行う。また作編曲家として多くの舞台や映像の音楽制作を手掛ける。シスカンパニー『風博士』『奇蹟』『シラの恋文』『夫婦パラダイス』、KERA MAP『修道女たち』、パルコプロデュース『桜文』等々。所属バンド「パスカルズ」でもドラマ『凪のお暇』映画『さかなのこ』等の劇伴の作編曲を担当。

かんばらけんた(車椅子ダンサー)

フリーの車椅子ダンサー、サーカスパフォーマーとして活動。
車椅子の上での逆立ちや空中芸など、上半身を最大限に生かした技が特徴。
先天性の二分脊椎症(にぶんせきついしょう)という障害をもって生まれる。
テレビCM出演や学校講演も行っている。

2016年: リオデジャネイロ2016パラリンピック閉会式出演
2021年: 東京2020パラリンピック開会式出演
2021年: NHK紅白歌合戦「マツケンサンバII」出演
2022年~2023年: MISIAライブツアー「25th Anniversary MISIA THE GREAT HOPE」出演
2024年: 神戸市文化奨励賞を受賞
2025年: 大阪・関西万博 開会式出演

Instagram:https://www.instagram.com/kenta.kambara/

仙石彬人 AKITO SENGOKU (TIME PAINTING, Visuals)

https://akitosengoku.com
2004年より「時間に絵を描く」をテーマに、リキッドライティングの技法を用いたライヴ・ヴィジュアル・パフォーマンス “TIMEPAINTING”をはじめる。楽器を演奏するかのように3台のOHPを同時に操りながら紡がれる光の絵は、絶えず変化し続け2度と同じにはならないその場限りの物語を描く。LIVEという表現方法にこだわり、あらゆるジャンルのミュージシャンやダンサー、アーティストとのコラボレートワークを活動の場としている。2020年からは映像や写真など、パフォーマンス以外のメディアにおける光の表現を探求するプロジェクト「光響事業」もスタート。”AMBIENT KYOTO2023″で展示された山本精一の「Silhouette」や、る鹿「体がしびれる 頭がよろこぶ」のMVなどを手がけている。

「庭師の夢に呼吸あり ── Breath in the Gardener’s Dream」

出演:庭師の夢【今西紅雪(箏)、Rhizottome ( ARMELLE DOUSSET: accordion & MATTHIEU METZGER: soprano saxophone )/仏、仙石彬人(TIME PAINTING, visuals)】+ 石川高(笙)

庭師の夢

2015年より始動したフランス人デュオRhizottome(Armelle Dousset/アコーディオン・Matthieu Metzger/ソプラノサックス)と箏奏者の今西紅雪、ビジュアルアーティストの仙石彬人によるプロジェクト。Rhizottomeが箏の記譜法や古典曲、奏法等について学び、古典箏曲や互いのオリジナル曲を箏、アコーディオン、ソプラノサックスの編成に編曲したりヨーロッパ古典舞曲を取り入れたオリジナル曲を箏譜に変換する試みを行う。また百人一首に詠まれる日本の四季をモチーフにした楽曲を今西と共作するなど、共同制作を重ね、日仏の伝統音楽とオリジナルな世界観を融合させた新しいサウンドを生み出すことを目的とするヴィジュアルコンサートを行う。

Rhizottome ( ARMELLE DOUSSET: accordion & MATTHIEU METZGER: soprano saxophone )

2016年Rhizottomeが再来日、東京と京都にて共同制作とコンサートを行う。この成果を元に、2017年フランスTAPシアターで滞在制作を行い、ダブルCDアルバム『庭師の夢/ 根なし草』 をリリース。フランスの二つの国立劇場を含む4都市での公演を行う。

「Rhizottome(リゾットメ)」(古いフランス語名詞で根を切る漢方医の意)はArmelle Dousset(アコーディオン)とMatthieu Metzger(ソプラニーノ・サクスフォン)によるデュオ。フランスの伝統的な民族音楽のテーマを、即興や様々な手法を取り入れながら新しい解釈で再構成している。ライブでは繊細で時にエネルギッシュ、甘く時にアグレッシブな音楽へと、瞬時に移行する。新しい物語を紡ぐように即興的に構成されていく演奏は、コンピューター主導のオルガンと止まる事のないトークボックスを連想させる。彼ら自身で構成された音楽は爽快で、挑戦的であり民族音楽の枠を越え、ヨーロッパの多くのフェスティバルに招聘されている。
https://youtube.com/@rhizottome6893
https://www.nomadmusic.fr/fr/artists/rhizottome/

@2013-Mathieu Vladimir Alliard

今西紅雪 (Kohsetsu Imanishi)

演奏空間と音楽の関係性、現代における箏と自らと社会との関係性を求めて。サウンドメディアを有馬純寿に師事後、渡英。箏とエレクトロニクスによる演奏を始め、英国を代表するクリエイティブ集団TOMATOの作品等に参加。帰国後、書籍翻訳やアート系NPOでサウンドアートやコンサートの企画に携わる傍ら演奏活動を続ける。SONAR SOUNDへ出演(古館健とのデュオ)他、国内外の多様な祭りへの参加、寺社仏閣での奉奏、各国の大使館や文化施設での演奏、学校公演、石川高、行川さをりとのトリオ「笙箏声」や、Peter Evans、Fernando Kabusacki他内外のアーティストとの共演を重ね、境界を越境する試みを続ける。2017年アルバム『秘色の雨』を野崎良太主宰musilogueより発表。2025年、電子音楽家武田真彦とのアンビエント作品を涼音堂茶舗より、サックス奏者山内桂との即興演奏を収録したアルバム『風水音』をFtarriよりリリース。独自奏法と数百に及ぶ独自の調絃法を駆使し、一面の箏から紡ぎ出される豊かで静謐な響きは聴き手に新鮮な体験をもたらす。
https://linktr.ee/kohsetsu

仙石彬人 AKITO SENGOKU (TIME PAINTING, Visuals)

https://akitosengoku.com
2004年より「時間に絵を描く」をテーマに、リキッドライティングの技法を用いたライヴ・ヴィジュアル・パフォーマンス “TIMEPAINTING”をはじめる。楽器を演奏するかのように3台のOHPを同時に操りながら紡がれる光の絵は、絶えず変化し続け2度と同じにはならないその場限りの物語を描く。LIVEという表現方法にこだわり、あらゆるジャンルのミュージシャンやダンサー、アーティストとのコラボレートワークを活動の場としている。2020年からは映像や写真など、パフォーマンス以外のメディアにおける光の表現を探求するプロジェクト「光響事業」もスタート。”AMBIENT KYOTO2023″で展示された山本精一の「Silhouette」や、る鹿「体がしびれる 頭がよろこぶ」のMVなどを手がけている。

石川 高 / いしかわ こう(笙(しょう))

宮田まゆみ、豊英秋、芝祐靖各氏に師事し、雅楽の笙と歌謡を学ぶ。国立劇場雅楽公演をはじめとし、日本国内、世界中の音楽祭に出演してきた。雅楽団体「伶楽舎」に所属。笙の独奏者としても、国内外のアーティストのプロジェクトに参加している。朝日カルチャーセンター新宿教室「古歌謡をうたう」を担当。 最近は、宝達奈巳とのユニットaurora argenteaの活動に力を入れている。
https://aurora-argentea.bandcamp.com

「声帯がよじのぼり、鍵盤が飛び跳ねる─Urban Larynx, Forest Keys」

出演:片倉真由子(Piano)、坂口光央 (Synthesizer)、赤い日ル女(Voice)、巻上公一(Voice)、大隅健司(Voice)

片倉真由(Piano)

仙台市出身。洗足学園短期大学を首席で 卒業後、バークリー音楽大学、ジュリアード音楽院に入学。ケニーバロンに師事。留学中より、ハンクジョーンズ、ドナルドハリソン、 カールアレン、ベンウォルフ、エディヘンダーソン、ビクターゴーインズ等と共演する。2006年、Mary Lou Williams Women In Jazz Piano Competitionで優勝、 Thelonious Monk International Jazz Piano Competitionのセミファイナリストに選出される。2008年に帰国し、現在は自己のトリオ、クインテットをはじめ、伊藤君子、 北川潔トリオ、レイモンドマクモーリンカルテット、藤原清登トリオ、ジーンジャクソントリオのグループなどで活動中。洗足学園音楽大学非常勤講師

坂口光央 / Mitsuhisa Sakaguchi (Synthesizer)

keyboardsynth奏者/作曲家/サウンドアーティスト。
複数のシンセサイザーや物音、ピアノ、発信機等を同時に駆使し、即興演奏や実験音楽の場において独自の世界を作り出す。no school musician。ソロ演奏を中心に演奏や作品制作をするほか、自身のリーダーユニットの坂口光央trio、standalone404を主宰し、これまで数えきれないさまざまなユニットやセッションに参加、サポートも行っている。

赤い日ル女(Voice)

歌手。
自作曲の演奏のほか、多様な発声による即興表現や声そのものを素材に、単独での演奏や様々な分野の表現者と共作、共演活動をしている。

巻上公一 / まきがみこういち(Voice)

音楽家、詩人、プロデューサー。
1978年結成のロックバンド「ヒカシュー」のリーダーとして活動を継続しながら、作詞作曲、声の音響やテルミン、口琴を用いたソロワークやコラボレーションを精力的に行っている。トゥバ共和国の喉歌ホーメイの日本の第一人者として知られ、南シベリア地方との文化交流や招聘、CD制作を手掛ける他、「JAZZ ART せんがわ」「熱海未来音楽祭」などのフェスティバルをプロデュースするなど、活動は多岐にわたる。音楽アルバムはソロ、ヒカシューを含め多数発表しており、最新アルバムはヒカシュー『雲をあやつる』(2023年)。2020年には詩集『至高の妄想』で第1回大岡信賞を受賞。2024年にはニューヨークのFoundation for Contemporary Artsよりアーティスト賞を受賞している。
活動詳細は www.makigami.com 

大隅健司(Voice)

新潟県出身。2003年に声とドラムからはじまるバンド『恥骨』を結成。声、指揮、動き、鳴りもの、吹きもの、木などあらゆる物、音で即興で音楽する。からだの動きにまかせたり、ずらしたりして現れるリズムで遊ぶ。2010年『JAZZ ARTせんがわ』出演。翌年よりキュレーターも務め、日常から立ちあがる即興音楽をテーマに企画している。2022年日仏共同製作舞台作品、束芋×ヨルグ・ミュラー『もつれる水滴』では声を中心とした音楽を担当。

「連絡先:三重奏─Contact Triplets」

Gene Jackson(Drums)

フィラデルフィア生まれ。’79年にバークリー音楽大学へ進学し、’87年にNew Yorkに移り Kevin Eubanks のバンドに参 加。’91年から“Herbie Hancock & Wayne Shorter Quartet”、 ’93年から2000年まで“Herbie Hancock Trio / Quartet”のドラマーを務め世界中をツアー(’95 – ’98には Dave Holland とも共演)。 他に、Branford Marsalis, Don Paterson, Andrew Hill, Cyrus Chestnut, Greg Osby, Eddie Gomez, Charles Tolliver Bigband, Mingus Bigband, Dianne Reeves, Christian McBride, Billy Childs, Michele Rosewoman, Orrin Evans, Monday Michiru, 大西順子, Tony Monaco & 小沼ようすけ 等多数のワールドクラスミュージシャンと共演。ジャズ フェスティバル、ツアー、150を超えるレコーディング等、数多くのプロジェクトに携わる。また、演奏活動の他に各国でのクリニックやワークショップ等で指導にも力を注いでいる。2018年4月、初のリーダーアルバム「Power Of Love」 をリリース。
https://genejacksonmusic.com/ 

坂田 明 (A.Sax・Cl、voice)

1945年、広島県呉市出身、広島大学水産学科卒業。
1969年上京後「細胞分裂」を結成。1972年~79年山下洋輔トリオに参加、以後「wha-ha-ha」「DA-DA-DA ORCHESTRA」「MITOCHONDRIA」など様々なグループの結成、解体を繰り返しながら、世界のあちこちであれこれしながら今日に至る。東京薬科大学生命科学部客員教授、広島大学大学院生物圏科学研究科客員教授。
公式サイト:http://www.akira-sakata.com

藤原清登(double bass, etc)

高松市生まれ。音楽家の両親のもとロック大好きサッカー少年として過ごす。16歳でベースを始め故今村清一氏に師事。1974年渡米。バークリー音楽院を経てジュリアード音楽院大学院卒業。21歳でホレス・シルバークインテットにて米国デビュー、また同年米レーベルMuse及びStrata Eastクリフォードジョーダン、シャミークファラのアルバムで録音デビュー。以後NYを拠点に活躍。共演者にはサニーマレー、アンドリューヒル、ギュンターハンペル、アーチシェップ、ジャッキーマクリーン、ウディーショウ、ラシッドアリ、ジャッキーバイヤードなど多数境界のないジャンルで国際的に活躍する本格派として内外の音楽祭に多数参加。2000年スイングジャーナル誌ではベース部門で1位に選ばれている。
1987年“Manhattan Graffiti Four(MG4)”結成以来十数枚のアルバムを発表。2013年に自己レーベルGARUGANTUAを創設“I‘ll Catch The Sun”、“Koffee Crush”,2023年に第三作最新アルバム“SONGBOOK55″を発表。著書「僕がジュリアードとバークリーで学んだこと」を河出書房新社より出版。自己のトリオの他、Noodle Crazy Monkey、無伴奏コントラバスソロGargantuaや複数のコントラバスを有する大編成Jazz Is,Jump Monk Bass Band Special (Jump Monk BBS)での活動も注目されている。
http://kiyotofujiwara.com/

大人のためのシンセワークショップ

松武秀樹 (Synthesizer)

1951年生まれ。71年より冨田勲のアシスタントとしてモーグ・シンセサイザーによる音楽制作を始める。’78~’82年、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)にシンセサイザー プログラマーとして参加し、レコーディングや世界ツアーに帯同、“YMO第4の男”の異名を取る。ジャンルを超えた多くのアーティストの録音に関わりながら、81年より自身のユニット「ロジック・システム」を始動し、現在までに15枚のアルバムを国内外発売も実現。現在、公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会 常務理事、一般社団法人 MPN 顧問

2025/9/14(日)出演

子どものための音遊びワークショップ

松武秀樹 (Synthesizer) 

1951年生まれ。71年より冨田勲のアシスタントとしてモーグ・シンセサイザーによる音楽制作を始める。’78~’82年、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)にシンセサイザー プログラマーとして参加し、レコーディングや世界ツアーに帯同、“YMO第4の男”の異名を取る。ジャンルを超えた多くのアーティストの録音に関わりながら、81年より自身のユニット「ロジック・システム」を始動し、現在までに15枚のアルバムを国内外発売も実現。現在、公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会 常務理事、一般社団法人 MPN 顧問

CLUB JAZZ 屏風・公園ライブ

出演:吉田隆一(Baritone saxophone)、笠村勇樹(Saxophone)、黒谷都(人形遣い)、横手ありさ(vo)、落合康介(ba,馬頭琴)、新人Hソケリッサ!(Dance)、熊坂路得子(アコーディオン)、長峰麻貴(屏風キュレーター)、大隅健司(公園 キュレーター)

吉田隆一(Baritone saxophone)

1971年東京生まれ。中学の吹奏楽部でバリトンサックスを始める。 19歳からライブ活動を開始。「渋さ知らズ」「東京中低域」等に参加。新垣隆とのコ ラボレーションは話題となった。 現在は自己のバンドblacksheep(スガダイロー/石川広行)の他、林栄一GATOS MEETING、藤井郷子オーケストラ、板橋文夫オーケストラ、芳垣安洋Limited Edition、渋谷毅オーケストラ、最低人、THE BOZEN、SXQなどで活動中。近年はデュ オに力を入れており、長年活動する石田幹雄をはじめ、江藤良人、遠藤ふみ、伊藤志 宏、西山瞳、本藤美咲らと定期的に演奏している。 無伴奏ソロ演奏をライフワークとし、2023年にアルバム『SAKAIー境』(doubt music) を発表。 “SF音楽家” を名乗り、音楽活動を行ないつつSFに関する文章の執筆も手掛けている。 一般社団法人 日本SF作家クラブ第5期理事。日本SF大賞運営委員長。 ライブスケジュール http://www.bloc.jp/sincerely_music/

笠村勇樹(Saxophone)

東京都出身の音楽家。
2018年に開催されたソロリサイタルでデビュー、同年サクソフォンと他楽器によるコンセプトアルバム「Saxophone×Other」をリリース。
クラシック、クロスオーバー、バンドサポート、即興などの演奏だけでなく、合唱指揮、演劇の音楽制作、子供達との創作など、多様な文化を軽やかに横断する。
様々な活動を経て、半農半Xの生き方を実践するべく、現在は長野県は安曇野市に生活の拠点を移す。

黒谷都(人形遣い)

1974年人形遣いとして活動開始 1978年『銀猫商會』(人形劇団)を旗揚げ その間、舞踏集団「ダンス・ラヴ・マシーン」にも在籍 1994年チュコ研修2010年~13年せんがわ劇場 「人形演劇祭“inochi”」企画全4回に公演参加 2010年せんがわ劇場アンサンブル第7回公演「人形演劇“銀河鉄道の夜”」作劇 2011年第9回「オンディーヌ」人形演出 自らの人形技理念を「genre:Gray 利己的物体と奉仕的肉体によるグロテスク」とし「国立ラボ」を拠点に活動中。 命なきモノに命の痕跡を見つけそのモノの生き還る束の間を遊ぶ、やわらかな幻惑に特徴がある。 海外演劇祭参加では受賞多数
HP : genre-gray.com
FB : GenreG

横手ありさ(vo)

横手ありさ Arisa Yokote うたうたい。音楽家。 声と音で絵を描くように遊びながら幼少期を過ごす。 力強さと繊細さを併せ持つ伸びやかな声の表現で、あらゆるジャンルの架け橋となるような活動を展開している。 SUNDRUM、馬喰町バンド、つむぎね、佐藤公哉MIKUSABAND、縄文姉妹等のユニットに参加。NHKリオパラリンピック公式CM、週刊少年ジャンプ「呪術廻戦」特別PVなどに歌唱提供。コミュニケーションアートのWSなどを行っている。 芸能や民族音楽への興味も深く、アジア、日本各地の芸能のフィールドワーク、伊豆諸島最南端、青ヶ島の島唄を、人生の長い眼差しでゆっくりと唄い継いでいる。 東村山で「うたのわ」という長家的コーラスコミュニティを主催。老若男女にその「わ」がひろがりつつある。
Official WEB site: https://www.arisayokote.com

落合康介(ba,馬頭琴)

1987年生まれのコントラバス奏者・馬頭琴奏者。親戚のジャズピアニスト中山静雄の影響でジャズに傾倒し、ジャムセッションを通じて演奏を始める。齋藤徹のアンサンブル参加を機にガット弦を用いるようになり、コントラバスの歴史を探求する中で馬頭琴に出会う。モンゴル・ゴビ砂漠でモンゴル国人間文化財・第一文化財の遊牧民ヨンドンネルグイとゲル生活を送りながら馬頭琴を学ぶ。2021年か、埼玉県北本市にジャズ喫茶「中庭」を運営。音楽と団地をつなぐ拠点として活動。ジャズを中心に、舞踏や朗読、民族音楽など多様な表現者と共演し、地域に根ざした音楽イベントの企画も精力的に行っている。

新人Hソケリッサ!(Dance)

ダンスグループ 。振付家アオキ裕キが「生きることに日々向き合う身体」を求め2005年より路上生活経験者を募り活動を開始。第一回公演「新人H ソケリッサ!」を2007 年に行い、今年で活動20周年を迎える。近年では2021-2022「路上の身体祭典 H!」新人Hソケリッサ!横浜/東京路上ダンスツアー開催、屋外を中心に芸術に触れる機会のない方へ向けたパフォーマンスツアーを行っている。また2024年インドのゴアにて開催「Serendipity Arts Festival」参加、海外展開へ向けたアプローチもスタート。コニカミノルタソーシャルデザインアワード2016、グランプリ受賞。 活動を追ったドキュメンタリー映画「ダンシング・ホームレス」2020年より全国上映開始。

熊坂路得子(くまさかるつこ)/ アコーディオン

埼玉県さいたま市(旧浦和市)生まれ。
6歳よりピアノをはじめ、師の演奏に魅せられ、18歳でアコーディオンと出会った。女子美術大学短期大学部在学中、学校行事や個展等で演奏を始める。現在ではソロ演奏から、ジャンルを超えて様々なミュージシャン、画家、俳優、詩人等とのセッションを展開。映画やCM、芝居、舞台の音楽に携わり、精力的に演奏活動を続けている。

岸田佳也/キシダヨシナリ

1980年11月29日生まれ。神奈川県川崎市出身。ドラマー。
高校入学と共にドラム演奏を始め、大学在学中に都内ライブハウスを中心に演奏活動を開始。現在関わっているバンド、プロジェクトはトクマルシューゴ、んoon、butaji、mayu、よしむらひらく、古宮夏希、SPORTS MEN、俺はこんなもんじゃない(パーカッション)等

高岡大祐(tuba)

tuba奏者。
1990年代から演奏活動を開始し、即興性の高い音楽を中心に幅広く活動を行う。自主レーベルを主催しフィールドレコーディングや自己のバンドのCDなども発表。板橋文夫オーケストラ、渋谷毅エッセンシャルエリントン、華村灰太郎カルテット、桜井芳樹ホープ&マッカラーズ、自身のリーダーバンドDead Man’s Liquor、歌女(石原雄治,藤巻鉄郎)等、にも多数参加。

長峰麻貴(屏風キュレーター)

舞台美術家、玉川大学准教授。武蔵野美術大学大学院修了。劇団四季演出部を経て退団後はネオ・ダダイズム・オルガナイザーズの風倉匠氏に師事。学生時代 は、舞台美術家の堀尾幸男氏、小竹信節氏に師事。美術と演劇のあわいで活動。主な参加作品は「メンドゥルサッコンの渦巻」(巻上公一演出)、「CLUB JAZZ 屏風」(巻上公一プロデュース)、「冒険者たちJOURNEY TO THE WEST~」(長塚圭史演出)「さいごの1つ前」(松井周演出)など。2025年、ドイツのメールスフェスティバルに「CLUB JAZZ 屏風」のデザイナー、キュレーターとして参加。

大隅健司(公園 キュレーター)

新潟県出身。2003年に声とドラムからはじまるバンド『恥骨』を結成。声、指揮、動き、鳴りもの、吹きもの、木などあらゆる物、音で即興で音楽する。からだの動きにまかせたり、ずらしたりして現れるリズムで遊ぶ。2010年『JAZZ ARTせんがわ』出演。翌年よりキュレーターも務め、日常から立ちあがる即興音楽をテーマに企画している。2022年日仏共同製作舞台作品、束芋×ヨルグ・ミュラー『もつれる水滴』では声を中心とした音楽を担当。

テクノ・ヴォイスの誕生── The Birth of Techno Voice

ヒカシュー1978【巻上公一(Vocal,Bass)、三田超人(Guiter)、井上誠(Synthesizer)、山下康(Synthesizer)、戸辺哲(Saxophone)】

松武秀樹 (Synthesizer)

1951年生まれ。71年より冨田勲のアシスタントとしてモーグ・シンセサイザーによる音楽制作を始める。’78~’82年、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)にシンセサイザー プログラマーとして参加し、レコーディングや世界ツアーに帯同、“YMO第4の男”の異名を取る。ジャンルを超えた多くのアーティストの録音に関わりながら、81年より自身のユニット「ロジック・システム」を始動し、現在までに15枚のアルバムを国内外発売も実現。現在、公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会 常務理事、一般社団法人 MPN 顧問

「音の十字路」

原田 節 / はらだたかし(オンド・マルトノ)

三歳よりヴァイオリン、七歳よりピアノを始める。また十二歳より歌のレッスンを開始した。学生時代に強烈な自己表現能力に優れたオンド・マルトノと出会い、慶應義塾大学経済学部を卒業後渡仏、パリ大学を経て、パリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)オンド・マルトノ科を首席で卒業。ピアノを遠山慶子、オンド・マルトノをジャンヌ・ロリオ女史に師事。在学中より作曲家武満徹氏の知己を得て、作曲と演奏の双方からアプローチする新しい音楽の創造に傾倒し、自作曲を含む世界中からの新曲を300以上初演しており、また映画、CM、テレビドラマ、バレエ音楽のレコーディング等、多方面において目覚ましい活動を続けている。オンド・マルトノ独奏者(オンディスト)として、オリヴィエ・メシアン作曲の「トゥランガリーラ交響曲」など、20ヵ国350回を超える世界の主要オーケストラにソリストとして、サー・ラトル、サロネン、デュトワ、プレヴィン、インバル、メッツバッハ、といったマエストロ達との共演で定例化している。リッカルド・シャイー指揮オランダ王立コンセルトヘボー管と英デッカ社に録音した同曲のCDはベストセラーを続け、同社のベストクラシックス・エクセレント50に戦後の作品としては初めてラインアップされディアパゾン・ドール賞を受賞、オンディストとして世界的に名声を得ている。2000年2月には井上道義指揮名古屋フィルと自作のコンチェルト曲[薄暮、光たゆたふ時]の初演、また同年4~5月にかけて小澤征爾指揮ボストン響とのニューヨーク・カーネギーホール、パリ・シャンゼリゼ劇場を含む欧米ツアー、6月にはオンド・マルトノと弦楽合奏のための[オリーブの雨]を初演。2002年3月サンフランシスコで行われた現代音楽祭Other Minds Festivalに日本の最も先進的な作曲家として招聘され、自作曲を含むリサイタルを開催。同年5月日本音楽集団委嘱による邦楽器とオンド・マルトノのための新作[恍惚のスケッチ]を作曲初演、また芙二三枝子舞踊団のための現代舞踊[福音]を作曲初演。今後もソウル、テジョン(韓国)、リヨン、ロンドン、ボストン、シカゴ、ライプツィヒ(ゲヴァントハウス)など招聘が相次いでいる。グローバル音楽奨励賞、出光音楽賞、飛騨古川音楽大賞奨励賞、横浜文化奨励賞、ミュージック・ペンクラブ賞など受賞も多数。
Instagram:@takashiharadaondesmartenot

細井徳太郎(Guitar)

ギタリスト・シンガーソングライター
1993年群馬県伊勢崎市出身。高校3年の夏バスケ部引退と同時にギターを始める。大学卒業後上京し橋本信二氏に師事。新宿ピットインでアルバイトをしながらジャズや即興演奏の演奏活動を始める。石若駿Marty Holoubek松丸契とのSMTKの参加やスガダイロー.大友良英.君島大空.長谷川白紙.吉澤嘉代子.七尾旅人.板橋文夫.酒井俊.内橋和久.秋山徹次.中村としまる.山本精一.額田大志.ヌトミック.本日休演.odol(敬称略)始め様々なミュージシャンやバンドと共演を重ねている。バンドサポートや録音、ワークショップや演劇への参加、作詞作曲の提供とその活動はジャンルを超え多岐に渡る。2023年シンガーソングライターとして1stAL『魚 _ 魚』をリリース。自身のバンド”細井徳太郎とタコ足イヤホンズ”のライブ活動も精力的に行なっている。2025年大友良英とのデュオアルバム”OTO”リリース。

ホスト:坂本弘道(cello, etc)

1962年生まれ。即興、アートシーンにおける日本の前衛的なチェロ奏者。鉛筆、電動工具など様々なオブジェクト用いる世界でも類をみないオリジナル奏法でも知られるパフォーマー。ソロ公演、多種多彩なセッションを国内外で展開、2024年はNY、台北、北京、釜山で公演を行う。また作編曲家として多くの舞台や映像の音楽制作を手掛ける。シスカンパニー『風博士』『奇蹟』『シラの恋文』『夫婦パラダイス』、KERA MAP『修道女たち』、パルコプロデュース『桜文』等々。所属バンド「パスカルズ」でもドラマ『凪のお暇』映画『さかなのこ』等の劇伴の作編曲を担当。

「Jazz After Matter ── 即興は物質を越えてゆく音なり」

出演:JAZZ ART Quintet【巻上公一(Voice, Theremin)、坂本弘道(Cello ,etc.)、藤原清登(Double Bass)、坂口光央 (Synthesizer)】+ Christophe Charles(electronics)

Christophe Charles(electronics)

1964年マルセーユ(フランス)生まれ。筑波大学(1996年)、フランスINALCO(1997年)博士課程修了。武蔵野美術大学映像学科教授。現代芸術における理論的・歴史的な研究を行いながら、内外空間を問わずインスタレーション及びコンサートを行い、それぞれの要素のバランス、独立性及び相互浸透を追求している。 CDやLP(Mille Plateaux, Subrosaなど): “undirected 1986-1996″ (1996年)、”undirected/dok” (2000年)、”undirected 1992-2002″ (2003年)、”HCDC” (2013年)他。パブリックアート:大阪市住まい情報センターモニュメント(山口勝弘監修)音響担当、東京成田国際空港第一ターミナル中央アトリウム常設サウンドインスタレーション(光:逢坂卓郎)、WITH HARAJUKU Shiseido Floor サウンドデザイン(小野寺唯監修)など。山口勝弘、風倉匠、Henning Christiansen、石井満隆、滑川悟郎、Oval、稲田光造、長内真理、Lap Top Orchestra、John Russell等とのコラボレーション多数。

藤原清登(double bass, etc)

高松市生まれ。音楽家の両親のもとロック大好きサッカー少年として過ごす。16歳でベースを始め故今村清一氏に師事。1974年渡米。バークリー音楽院を経てジュリアード音楽院大学院卒業。21歳でホレス・シルバークインテットにて米国デビュー、また同年米レーベルMuse及びStrata Eastクリフォードジョーダン、シャミークファラのアルバムで録音デビュー。以後NYを拠点に活躍。共演者にはサニーマレー、アンドリューヒル、ギュンターハンペル、アーチシェップ、ジャッキーマクリーン、ウディーショウ、ラシッドアリ、ジャッキーバイヤードなど多数境界のないジャンルで国際的に活躍する本格派として内外の音楽祭に多数参加。2000年スイングジャーナル誌ではベース部門で1位に選ばれている。1987年“Manhattan Graffiti Four(MG4)”結成以来十数枚のアルバムを発表。2013年に自己レーベルGARUGANTUAを創設“I‘ll Catch The Sun”、“Koffee Crush”,2023年に第三作最新アルバム“SONGBOOK55″を発表。著書「僕がジュリアードとバークリーで学んだこと」を河出書房新社より出版。自己のトリオの他、Noodle Crazy Monkey、無伴奏コントラバスソロGargantuaや複数のコントラバスを有する大編成Jazz Is,Jump Monk Bass Band Special (Jump Monk BBS)での活動も注目されている。
http://kiyotofujiwara.com/

巻上公一 / まきがみこういち(Voice, Theremin)

音楽家、詩人、プロデューサー。
1978年結成のロックバンド「ヒカシュー」のリーダーとして活動を継続しながら、作詞作曲、声の音響やテルミン、口琴を用いたソロワークやコラボレーションを精力的に行っている。トゥバ共和国の喉歌ホーメイの日本の第一人者として知られ、南シベリア地方との文化交流や招聘、CD制作を手掛ける他、「JAZZ ART せんがわ」「熱海未来音楽祭」などのフェスティバルをプロデュースするなど、活動は多岐にわたる。音楽アルバムはソロ、ヒカシューを含め多数発表しており、最新アルバムはヒカシュー『雲をあやつる』(2023年)。2020年には詩集『至高の妄想』で第1回大岡信賞を受賞。2024年にはニューヨークのFoundation for Contemporary Artsよりアーティスト賞を受賞している。活動詳細は www.makigami.com 

坂口光央 / Mitsuhisa Sakaguchi (Synthesizer)

keyboardsynth奏者/作曲家/サウンドアーティスト。
複数のシンセサイザーや物音、ピアノ、発信機等を同時に駆使し、即興演奏や実験音楽の場において独自の世界を作り出す。no school musician。ソロ演奏を中心に演奏や作品制作をするほか、自身のリーダーユニットの坂口光央trio、standalone404を主宰し、これまで数えきれないさまざまなユニットやセッションに参加、サポートも行っている。

坂本弘道(cello, etc)

1962年生まれ。即興、アートシーンにおける日本の前衛的なチェロ奏者。鉛筆、電動工具など様々なオブジェクト用いる世界でも類をみないオリジナル奏法でも知られるパフォーマー。ソロ公演、多種多彩なセッションを国内外で展開、2024年はNY、台北、北京、釜山で公演を行う。また作編曲家として多くの舞台や映像の音楽制作を手掛ける。シスカンパニー『風博士』『奇蹟』『シラの恋文』『夫婦パラダイス』、KERA MAP『修道女たち』、パルコプロデュース『桜文』等々。所属バンド「パスカルズ」でもドラマ『凪のお暇』映画『さかなのこ』等の劇伴の作編曲を担当。